雑記

【年金の財政検証】自分で頑張れという国からのメッセージ

ノア
ノア
この前、将来の年金の見通しについて財政検証の結果が発表されたわね
京子さん
京子さん
あ〜、なんかそんなこと言ってたような。よく分かんないけど
ノア
ノア
私もこれまで全然気にしてなかったし偉そうなことは言えないけど..自分の将来をちゃんと考える上でも目は通しておくべきだと思うわ
京子さん
京子さん
そうだね〜、いつまでも元気に働けるわけじゃないしね〜
ノア
ノア
えぇ、老後どころか明日どうなってるのかさえ分からないけど、だからこそできる範囲のことはやっておくべきね
京子さん
京子さん
で結果はどうだったの〜?なんか将来の年金がもらえなくなるかもって聞いたことあるような気がするけど、大丈夫だった?
ノア
ノア
そうねぇ..少し今回厚労省から発表された内容についてみていきましょう

そもそも財政検証ってなに?

ノア
ノア
まずは今回の財政検証ってそもそも何か疑問に思うかもしれないけど、厚労省のホームページでよくまとまってる資料があったわ
財政検証について
京子さん
京子さん
う〜ん、なんか難しい文字が並んでてよく分かんないな〜
ノア
ノア
公的年金制度っていうのは長期的な制度でしょ?社会や経済はどんどん変化するし、その時の情勢に合わせて長期的な年金財政の健全性を定期的に検証することは、公的年金の財政運営にとって不可欠よ。だから、厚生年金保険法及び国民年金法の規定で、少なくとも5年ごとに国民年金及び厚生年金の財政の現況及び見通しの作成、つまり財政検証を実施しているっていうわけ
京子さん
京子さん
そういうことか〜。でも所得代替率とマクロ経済スライドっていうのがよく分かんないな〜
ノア
ノア
私も聞いたことはあったんだけどよく知らなかったから少し調べてみたわ
所得代替率

年金を受け取り始める時点(65歳)における年金額が、現役世代の手取り収入額(ボーナス込み)と比較してどのくらいの割合か、を示すものです。 たとえば、所得代替率50%といった場合は、そのときの現役世代の手取り収入の50%を年金として受け取れるということになります。

ノア
ノア
いまのところ法律で所得代替率50%以上を確保することになってるんだけど、50%を下回れば制度の見直しを余儀なくされることになっちゃうわ
京子さん
京子さん
今の所得代替率はどれくらいなの〜?
ノア
ノア
現役世代の手取り収入に対する年金給付の比率は、5年前が62.7%だったんだけど今回やや低下して61.7%となってるわ
京子さん
京子さん
まぁ〜5年でそれくらいの誤差で済んでるならいいんじゃないの〜?
ノア
ノア
安心するのは早いわよ。この比率は、実質賃金の伸びが1%以下の状況が続くと2050年代には40%台まで低下すると見込まれてるわ
京子さん
京子さん
え〜、そんなに下がっちゃうの〜?
ノア
ノア
シャレにならないでしょ..
京子さん
京子さん
わ〜ん、私がおばあちゃんになったら全然もらえなくなっちゃう〜(号泣)
ノア
ノア
・・ご愁傷様です。私も他人事じゃないけど。。

マクロ経済スライド

そのときの社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付水準を自動的に調整する仕組み。より具体的に言うと、「社会全体の公的年金制度を支える力(現役世代の人数)の変化」と「平均余命の伸びに伴う給付費の増加」というマクロでみた給付と負担の変動に応じて、給付水準を自動的に調整する仕組み

ノア
ノア
導入された経緯は何と言っても急速に進む少子高齢化
京子さん
京子さん
保険料を払う人は減ってくのに年金をもらう人は増えるからってこと?
ノア
ノア
そう。今回みたいに財政の計算をし直すたびに払わないといけない保険料がどんどん膨れ上がっていって、どこまで現役世代の保険料負担が増えるのか懸念の声が高まっていたの
京子さん
京子さん
それで現役世代の保険料の負担が重くなりすぎないように調整するっていうこと?
ノア
ノア
その通りよ。年金制度を長期的に安定して運営しようと思うとこの給付と負担のバランスを均衡させる必要があるでしょ?この仕組みによって将来バランスが悪化しないように年金の伸びを自動調整してるというわけよ
京子さん
京子さん
なるほど〜、そういうことか〜

モデルケースが示す年金制度の未来

ノア
ノア
今回の発表では6つのモデルケースが発表されたんだけど、まずはその前提となる条件を確認してみましょう。まずは今後の日本の人口推移よ
今後の日本人口の推移
京子さん
京子さん
うわ〜、きれいな右肩下がり〜
ノア
ノア
ええ、むしろ見ていて気持ちいいくらいのね。お次は労働力人口と65歳以上人口の推移
労働力人口と65歳以上人口の推移
京子さん
京子さん
えぇ〜、労働力人口減りすぎじゃな〜い💦
ノア
ノア
私も絶望的だと思うわ。65歳人口に目を向けても、ピークを迎える20年後まで増え続けるっていうことだし、そこから労働力人口と同じ減少ペースになるまでさらに20年..なんか目まいがしてきたわ
京子さん
京子さん
悲劇だ〜
ノア
ノア
他にも5年前と色々前提条件が変わってきてるからこの表を参考にしてね
5年前との諸前提の比較
京子さん
京子さん
へ〜、5年でこんなに変わっちゃったんだね〜。でも5年ごとに検証することでより今の状況にあった検証ができてるんだね〜
ノア
ノア
それを踏まえて厚労省の示したモデルケースがこの6つよ
モデルケース①
モデルケース②
モデルケース③
モデルケース④
モデルケース⑤
モデルケース⑥
京子さん
京子さん
うう..難しい図がいっぱい。。
ノア
ノア
簡単にいうと①〜③は経済成長と労働参加が進むケース、一番理想的なモデルね。そして④、⑤が経済成長と労働参加が一定程度進むケース⑥が経済成長と労働参加が進まないケース、一番ダメなパターンね
京子さん
京子さん
なるほど〜、それくらいなら分かるよ〜
ノア
ノア
仮にこの一番悲惨な⑥のケースだと、国民年金は2052年度に積立金がなくなるという衝撃の結果になってるわ。しかも所得代替率は36〜38%
京子さん
京子さん
つ、積立金がなくなる〜?あれだけ毎月しっかり徴収しといてどういうことよ〜
ノア
ノア
だから結論を言うと私はこの結果に悲観的よ。経済成長と労働参加が進み、実質賃金が1%超伸びるケースを前提にしても、40年代後半に年金財政の均衡が図られる時点で、所得代替率は50.8─51.9%台に低下しちゃってるの。これは順調にいってもこのまま制度を維持できるギリギリの水準よ。仮に低成長で労働参加も進まず、実質賃金上昇率も1%以下のケースでは、2050年代にならないと財政は均衡せず、所得代替率は40%台まで低下してしまうと言うまさに悲惨そのもの
京子さん
京子さん
ひぇ〜

ノア
ノア
これで政治家さんたちは最近まで『年金制度は100年安心♡』なんて言ってたんだからビックリよ
京子さん
京子さん
まさに外道〜、選挙のことしか考えてないんだね〜
ノア
ノア
今回の発表では仮に思ったようないい結果にならなかった場合でも制度を維持できるように大きく2つの対策案も併せて示してるわ
京子さん
京子さん
え、なんか適用拡大って文字が見えるんだけど。。
ノア
ノア
簡単に言うと、保険を払う人が少なるからもっと被用者の適用範囲を広げて保険料をガッポリもらいましょうっていうことよ
京子さん
京子さん
え〜、そんな〜
ノア
ノア
しかも一番適用対象を拡大する案だと月に5.8%以上の収入があれば容赦なく対象になるというとんでもない案よ。学生だろうと何だろうとね
京子さん
京子さん
めちゃくちゃだよ〜
ノア
ノア
それを思うともう一つの保険料の拠出期間を延長したり、受給開始年齢の選択肢を広げる方はまだマシかもね〜
京子さん
京子さん
マシって..厚生年金の上限上がっちゃってるじゃな〜い。しかも75歳なんて..もらう前に死んじゃうよ〜
ノア
ノア
よく考えて。厚生年金ってことはまだ会社で働けてるっていうことだからそこまで悲観しなくていいかもしれないわよ。それに受給開始年齢についてもあくまで選択肢を増やすっていうことだから、これについてはそこまで過剰反応する必要はないと思ってるわ
京子さん
京子さん
あ〜、そっか〜

最後に

いかがでしたか?

お役所とはなんでこうも難しい表現を好むのか。。

厚労省の発表した今回の財政検証を一通り目を通してみましたが、それでもよく分からない部分も少なくなく。。

そのため、もしかしたら今回の記事で誤っている箇所もあるかもしれませんが、なにぶん素人の個人ブログなのでそのへんはご容赦下さい。

結論をいうと全体を通して読み終えた後の私の個人的な感想は『自分の身は自分で守るしかない

一番理想的な結果になった場合でも制度の存続ギリビリの水準、一番悪いケースになってしまった場合の末路は悲惨そのものです。

加えて注意しないといけないのが今回のモデルケースが全て【人口:中位】になっていること。

そもそも私たちの予想を遥かに上回る驚異的なペースで少子高齢化が進行していますし、実際の経済、社会情勢が一番ひどいとされるモデルケースを下回らないという保証もありません。

だから私は今回の発表を『これ以上国は面倒見きれないから自分でしっかり貯蓄や投資に回せ』という間接的なメッセージだと受け止めています。

積み立てNISA、iDeCo、etc…

表面的な、耳障りのいい言葉に惑わされず、しっかりと国からのメッセージを受け取った人にはその支援をする道具も用意してくれています。

文句を言うのは簡単で楽ですが、そこからは何も生まれません。

人生は行動です。

厳しい逆風にも負けずに挑戦し続けたその先にはきっと幸せな未来が待っていると思います。

それでは最高のフィナーレを!